Google が提供する Android XR Developer Catalyst プログラム をご存知でしょうか。 AR/VR デバイス向けの新プラットフォーム Android XR の普及を加速するための開発者支援プログラムで、選ばれた開発者にはハードウェア(開発キット)・技術サポート・グラントが提供されます。 対象デバイスは オーディオ グラス、ディスプレイ グラス、そして有線 XR グラス(XREAL’s Project Aura)の3種類。応募期限:6月30日
これは応募しない手はないと感じ、Google Play でリリース済みの2本のアプリを XR に対応させるという内容でそれぞれ応募しました。
1本目:手順チェッカー
まず1本目は 手順チェッカー(SOP 管理アプリ)の XR 対応として応募しました。
このアプリは、AR グラスとの親和性が高いと感じていました。その理由は「両手がふさがっている状態で手順を確認したい」というニーズです。
たとえば調理中、組み立て作業中、医療的な処置中——こういった場面でスマホを手に持って確認するのはそもそも無理です。スマホを置いて→確認して→また作業に戻る、という繰り返しが作業効率を下げます。
ディスプレイ グラスなら、視野内にステップが常時オーバーレイ表示されるので、手を止めずに確認できます。さらに音声コマンドでステップを操作できれば、本当の意味でのハンズフリーが実現できる、という考えです。
応募内容は「手順リストの選択」「ステップバイステップのオーバーレイ表示」「音声によるステップ操作」「GPS・カメラを使ったコンテキストアウェアな手順サジェスト」という4つの機能を軸にまとめました。 特に最後のサジェスト機能は、グラスというインターフェースの「入力帯域の狭さ」を予測で補うという方向性が興味深いと感じています。特定の作業台に近づいたら自動でその手順が出てくる、というような体験をイメージしています。
2本目:Smart Hide Launcher
2本目は Smart Hide Launcher で応募しました。こちらも Google Play でリリース済みのランチャーアプリで、「状況に応じて表示するアプリを絞り込む」のがコア機能です。
AR グラスは視野に表示できる情報量に限りがあるので、アイコングリッドを並べるような従来のランチャーは現実的ではありません。「今この場所・この状況で必要なアプリだけを出す」という発想は、オーディオ グラスやディスプレイ グラスというデバイスに適した設計だと感じています。
応募した機能の軸は「音声によるアプリ起動」「最小限のオーバーレイリスト表示と起動」「GPS・カメラ解析・時間帯を組み合わせたコンテキストアウェアな絞り込み」「声が出せない場面向けのジェスチャー起動」の4つです。 通勤中は交通系アプリが先頭に、職場では業務アプリが先頭に、会議中は画面をタッチせずにジェスチャーで起動、というような体験をイメージしています。
今後
現時点では審査結果待ちです。 Android XR Developer Catalyst プログラム の選考結果は7月15日までにメールで通知されるとのこと。採用されれば実機を使った開発に進めるので、そのあたりの記録もブログにまとめていく予定です。
どうなるかはわかりませんが、結果が出たらまたレポートします!
0 件のコメント:
コメントを投稿